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山陰旅行(境港、由志園、足立美術館、出雲、松江、米子、鳥取県立フラワーパーク)

公開日: : 最終更新日:2018/09/14 旅行他

 かねてから足立美術館にぜひ行ってみたいという庭園好きのfujinの憧れと神話の国出雲へのfujiのノスタルジアから、山陰を旅行することになった。計画の当初、鳥取砂丘も見学場所に加えていたので宿は米子が便利と思い、米子空港からも近いホテルを3泊とった。結果的には鳥取砂丘に行かなかったので松江で3泊したほうが旅行の効率が良かったかもしれない。

1日目 米子空港→境港→由志園→米子

2日目 足立美術館→出雲大社→米子

3日目 松江→月光寺→宍道湖→米

4日目 米子城→鳥取県立フラワーパーク→米子空港

 

1 境港

 着いてすぐに回り寿司の「大漁丸」で昼食。どのネタも新鮮でおいしい。特にめったに食べないノドグロのすしは最高だった。またいつの日か食べよう。水木しげるロードは工事中で重機などが入り少し落ち着かない雰囲気だった。8月中旬にリニューアルオープンするらしい。雨のぱらつく天気で、観光客もまばら。観光案内所で購入したスタンプラリーの用紙にスタンプを求めながらほぼ1周するが、スタンプは半分も押せなかった。水木しげる記念館:一般 700円

 

2 由志園

 庭園ファンのfujinがどうしても行きたいと言うので境港から出るバスに乗って大根島の由志園へ。なかなか見事な池泉庭園と牡丹園。雨がぱらついていて入場者が少ないのでゆっくり見学できたが、帰りのバスを待つ時間がかなりかかってしまった。入園料:一般 800円

 

3 足立美術館

 米子駅から安来駅まで山陰本線の電車で。安来駅から足立美術館行きの無料のシャトルバスに乗る。バスはほぼ満席だった。人気の程度がわかる。あまりにも有名な庭園なので、期待が大きかったが、樹木、池などの配置に人工美のにおいがして見ていて疲れる思いがした。庭園の一番奥に配置された遠くの山だけが自然だ。上高地などの天然の美に比べると、何か物足りない気がする。

 館内では春季特別展として横山大観をはじめとする日本画展が開催されていた。ほかにも陶芸館では北大路廬山人や河井寛次郎の作品が展示されており本物を見る機会に恵まれ印象深かった。入館料:一般 2,300円

 

4 出雲大社

 足立美術館を見学後、安来駅からJR山陰本線出雲市駅、そしてバスで出雲大社へ。参拝者は非常に多い。土産物街にあるスターバックスは中高校生で満席。この和風の造りのスタバが小江戸川越にも最近出店した。どちらも大変盛況である。出雲大社の長い参道を通り大注連縄で有名な拝殿でお参りする。初めての出雲大社。実はもっと荘厳な雰囲気を期待したのだが、観光客が多いせいか通常の名所見学のような気持になってしまった。神々の跋扈する出雲へのノスタルジアとはかけ離れていた。最初にスタバが目についたせいか。

 出雲大社から10分ほど歩いた島根県立古代出雲歴史博物館で観覧する。巨大神殿だったといわれる古代の出雲大社の大きな模型が目を引く。ボランティアガイドの方に浅学な質問をしたが、快く答えてくださった。荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡から出土した青銅器の数々はまさに圧巻。盗掘されずによく残っていたものだ。企画展「隠岐の黒曜石」で黒曜石などの石器の展示も行っていたので見学する。こちらも展示数が非常に多く、興味深く観察することができた。

 帰路は土産物店が並ぶ大通りを歩いて一幡電車出雲大社前駅から電鉄出雲駅へ。JR山陰本線出雲市駅から米子駅まで戻る。

 

5 松江城と小泉八雲

 山陰本線で米子駅から松江駅へ。松江駅からレイクラインという市内循環バスに乗る。赤いクラッシックなデザインのバスで運転手はすべて女性だ。レイクライン1日乗車券が500円。安くて便利に使える。まず、松江城に向かう。千鳥城と呼ばれるだけあって堀も石垣も立派な天守閣を戴く城だ。山陰地方では唯一現存する天守閣だそうだ。松江城、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居の3館は共通入場券となっていて1,000円(別個に入館するよりも260円お得)。松江城を抜けて、武家屋敷を通り、小泉八雲記念館と旧居をのんびりと見学する。のんびりゆったりとした好い街という印象。

 再び、レイクラインバスに乗り月照寺前で降りる。ここは松江藩主の菩提寺として有名なお寺(拝観料:500円)。最も大きな初代直正公の墓をはじめ、第7代の不昧公など松江藩主代々のお墓を巡る。不昧公に恩顧を受けたという力士雷電手形の石碑など見るべきものが多かった。見学者は少なく出会ったのは2,3人だったと思う。

 月照寺前からレイクラインバスに乗り、松江しんじ湖温泉駅で降りる。風が強く、宍道湖の水面が灰色で波立っていた。寒くなったので湖岸のホテルのロビーに入る。ここから宍道湖がよく見え、お茶を飲みながら窓越しの景色を楽しむ。ホテル前からバスに乗ると湖岸を往復するので車窓から宍道湖をたっぷり楽しめた。お土産はもちろん宍道湖のシジミの佃煮。

 

6 米子城跡

 3日間も宿泊した米子の町自体を何ら見学してないので、米子駅に荷物を預け、米子城跡まで散歩する。建物は明治期に取り壊され城壁のみの城だが天守跡に登ると米子の町が一望でき実に眺めがいい。大山らしき山も見える。立派な石垣があり、海も間近で眺望が素晴らしいので天守があれば松江城と並んで山陰の名所になっただろう。明治期の仏閣、仏像の破壊や城の取り壊しは本当に残念。

 

7 鳥取県立フラワーパーク

 帰りの飛行機の時間まで少し余裕ができ、その時間をどうするかで30分ほどもめた後、急遽、思い切って鳥取県立フラワーパークに行くことになった。米子駅前から直通の無料シャトルバスに乗る。25分でフラワーパークに到着。入館料は1,000円。フラワーパークの真ん中に大きなフラワードームと呼ばれる大きなガラス温室があり、その中を上方から見られるよう回廊が付けられている。帰りの時間に押し迫られ1時間足らずの見学では回廊を1周するのがやっと。それでも好天に恵まれ広い花壇越しの大山の雄大さを見られたのは幸いだった。次に山陰に出かけるときには是非大山に登ってみたい。入園料:大人 1,000円

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