日和田山(24)~物見山~北向地蔵~五常の滝
公開日:
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最終更新日:2018/09/04
トレッキング
日和田山駐車場から日和田山、高指山、物見山、北向地蔵、五常の滝を経て武蔵横手駅へ。西武秩父線武蔵横手から一駅乗って高麗駅へ。高麗駅から駐車場まで歩く。時間に余裕のある日に、何度か歩いた定番のトレッキングコース。
五常の滝
五常の滝の五常とは、儒教で説く5つの徳目の仁・義・礼・智・信を指す。今春に滝周辺の祠の新築工事を見て、出来上がりを楽しみにしていた。しかし、まだ工事が続いており、滝に降りれず、さらに立ち入り禁止になっていた。今春には銅葺きの6宇の祠が見えた。今回はさらに4宇の祠ができていた。それぞれに立札があり文字が刻まれているのだが、道端からは遠くて読みにくい。右側の二つが辛うじて、熊沢蕃山廟と中江藤樹廟と読める。どちらも歴史の教科書で覚えた江戸時代の儒学者である。その左側の二つの立て札は読めないので、帰宅後、写真を拡大してみたら、李退渓廟と鄭夢周廟だった。浅学でこの二人の名前を知らず、Wikipediaで調べると、李退渓は李氏朝鮮時代の儒学者、鄭夢周は高麗時代の儒学者ということがわかった。特に李退渓は韓国の1000ウォン紙幣の肖像画になっているそうだ。
ちなみに50000ウォン紙幣の肖像画は韓ドラのイ・ヨンエ主演「師任堂(サイムダン)、色の日記」の師任堂の肖像画。
さらに、5000ウォン紙幣の肖像画は師任堂の三男、儒学者の栗谷李珥(ユルゴク イ・イ)。紙幣の裏面の絵は母親の師任堂が描いた「草蟲図」だそうだ。残る10000ウォン紙幣はハングルの生みの親、世宗大王。これだけは以前から知っていた。韓国の紙幣はすべて儒学に深く関係している。
4宇の祠の意味は分かったが、左側の6つ(3+3)の祠の立て札は何であろう。五常の滝の整備の完成が楽しみである。これら10宇の祠以外にも造られるのだろうか。五常の滝の案内板は英語、中国語、韓国語、日本語と4か国語で書かれている。高麗の地は古くから現代に至るまで国際的ということか。
日和田山~五常の滝
本コースで出会った植物
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