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高尾山(稲荷山コース)~城山~高尾山(6号路)

公開日: : 最終更新日:2018/09/04 トレッキング

 前日は一日中雨、今日は打って変わっての晴天、明日からはまた天気が崩れるという。つかの間の良い天気のせいか、高尾山口は平日にもかかわらずハイカーが多い。閑散とした奥武蔵の山に慣れていると、こちらは嘘のような賑わいだ。何しろ30年ぶりの高尾山だから、そのギャップがすごい。登山道もどれだけ整備されているのか歩くのが楽しみである。

 雨のせいで沢沿いコースの6号路は道が悪いのではと判断し、往路を稲荷山コースとした(9:27)。ヒノキやスギの樹林帯の尾根コースだが登山道は幅広く、行き交いも楽だ。すのこ状の木段も多い。泥濘やすい場所は立派な板敷だったり、むしろが敷いてあった。ちょうど雨上がりなのでこれらの設備が要所要所にあることがよくわかる。途中の道標も至るところにあり、距離も表示されている。要するに地図やGPSがなくても歩けるのが高尾山だ。頂上直下の休憩所から急な木段の登りとなる。若いカップルがすたすたと登っていく。私もきついながらもついていくと、大展望台に着いた。fujinは少々遅れてやってきた(10:53)。

 大展望台や頂上広場はさながらコンクリートで固められた公園のよう。ベンチも多いので早い昼食を摂っている方たちも多い。私たちは昼食持参だが、別に日に回せるものなので、あえて茶店で昼食を摂ることにした。頂上から階段を降りたところにあるやまびこ茶屋で、山菜おにぎり定食を食べた。温かいおにぎりが二つと、漬物類、そして山菜味噌汁が付いて850円だ。値段は高いが、温かい食事はそれなりに美味しかった。今日は特別暖かい日だが、風が吹いたりすると寒いのだろう、ストーブが赤々と燃えていた。

 頂上に蛇口があるのにはびっくり。東京都の水道水とある。fujinは早速ペットボトルにその水を入れて飲んでいた。持参した埼玉の水道水よりもおいしいらしい。そう言えば、都庁で東京水とかいうペットボトルに入った水道水が売られていたな。

 まだ余力と時間があったので城山まで縦走する。頂上から長い木階段を下り、少し登るともみじ台に着く。ここもベンチが多くハイカー達が休憩していた。ここから城山まではハイカーの服装や装備が高尾山と全く違っていた。みんなきちんとした装備をしている。しかも奥武蔵で出会う方に比べてしゃれた服装をしている。高尾山は若い人も多いし、スニーカーで登る人も多い。こちらは登山靴を履いているし、平日の他の山のように、若い人が少なく中高年登山者が多い。若い人は高尾山だけを楽しんでいるのかなあ。

 城山までのルートもすのこ状の木段が多い。年齢も考えず登り30段ほどを駆け登ってみた。丁度トレイルランの方とすれ違ってしまい、思い切り横目で見られ少し気まずい思いをした。トレッキングとトレイルランの装備とは全然違うだろう。腰を痛めるだけだ。

 城山の手前の一丁平はなだらかな場所、展望台もあり休憩にはうってつけ。そこからもうひと頑張りで城山の頂上に着く(12:31)。頂上は電波塔と茶店、たくさんのベンチ、そして桜や水仙、クロッカスなどの花が植えられている。日当たりの良い山頂の桜は一部がほころびていた。ここは桜の名所らしい。茶店にラムネが並んでいる。fujinが所望し買おうとしたところ、まだ店は週末からのオープンだそうで現在は準備中とのことだった。埼玉の水道水を飲む。

 城山からは同じ道を戻る。高尾山山頂は巻道を使って5号路から6号路に出た。6号路は沢沿いの道で泥濘が心配だったが、思ったほどはぬかるんでなかった。高尾山は午後からでも登ってくるハイカーが非常に多いのはさすがである。今回は急に気温が上がったせいで花粉が大量飛散。マスクを着用しての登りはやはり苦しかった。15:00山麓駅。

Route Map(高尾山(稲荷山コース→城山→高尾山(6号路))

Route Map(高尾山(稲荷山コース)→城山→高尾山(6号路))


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