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天覧山~多峯主山

公開日: : 最終更新日:2018/10/05 トレッキング

 久し振りの天覧山。標高190mながら大変人気のある低山で今日も小学生の遠足で大賑わいだった。ふもとの観音寺の絵馬が人気コミックの「ヤマノススメ」のアニメだったのにびっくり。以前この飯能の高校生を主役としたコミックを読んだにもかかわらず、観音寺が舞台になっているページに気づかなかった。コミックには境内の白象の像も載っている。ちょっと読み返してみようか。  頂上直下には徳川綱吉の病気が治癒したお礼に、桂昌院が寄進したという16羅漢や釈迦如来の石像があって歴史を感じることができる山だ。湿地帯を挟んで連なる多峯主山(271m)は常盤御前の伝説の山でもある。常盤御前が何度も見返ったという階段を上りながら樹林帯をしばらく歩くと岩の多い急坂になり、登り切った先はもう多峯主山の頂上だ。頂上も小学生でごった返している。小休憩した後、常盤平に下った。下る途中で女性の3人グループが何やら大声で「カー、カー」と発声している。カラスの鳴き声だ。遠くから聞くとカラスそっくり。いったい何の真似だろう。発声練習なのか、ヨガなのか、それとも日本野鳥の会? そう言えば、柳生博さんがテレビ番組で同じようなことをしていたことがあった。彼女等に聞けばよかったのだが、真相は未だにわからない。

 常盤平の直下の東屋でお昼を食べる。東屋の真ん前にあるのが少し濁った雨乞い池だ。山の清水を集めて枯れたことがないそうだ。食事をしていると池の金魚に餌をやりに来た方が二組もいた。畔の木を杖や足でたたくと金魚が寄ってくる。ハイキングを兼ねて餌やりにしょっちゅう来られるのか。常盤平からほんの少し登った場所に常盤御前の供養をした宝篋印塔がある。立派な造りだ。常盤御前の墓所もかつて常盤平にあったという謂れがある。徳川綱吉や桂昌院と所縁の黒田直邦の墓所もこのそばにある。

Route Map(東飯能駅→観音寺→能仁寺→天覧山→多峰主山→常盤平→本郷→東飯能駅)


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