信越7つの名桜巡りツアー
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最終更新日:2019/05/07
旅行他
クラブツーリズムの信越7つの名桜巡りツアーに参加。1泊2日のバスの旅で7か所の桜の名所を忙しく巡る。東京の桜の開花は早かったが、信越ではむしろ遅いくらい。満開の桜が見られたのは上田城跡公園と高田城址公園で、光前寺枝垂れ桜はほとんど開花してなかった。あとは、5分から、8分咲きのお花見を楽しむことができた。ツアーの日取りによっては開花を始めたばかり、あるいは散った後とか、毎年変わるので今回のツアーは上々の部類だったようだ。
上田城跡公園
関越自動車道の軽井沢付近からみぞれまじりの雪が降ってきて、この先が危ぶまれたが、上田城跡公園に着くころにはすっかり天気が回復し青空となった。花見客も非常に多く、我々と同じような団体客が次から次へとやってくる。真田丸ブームの時はもっと混雑したのだろう。小諸城址懐古園の桜は日本さくら名所100選に選ばれているが、上田城跡公園は選ばれていない。桜の木の数は多いのに小諸とあまりにも近い場所にあるからだろうか。
臥竜公園
信州須坂にある臥竜公園の竜ヶ池の周りにソメイヨシノを中心に160本ほどの桜がぐるーっと巡っている。日本さくら名所100選にも選ばれている。公園全体では600本ほどあるそうだ。残念ながら開花を始めたばかりで、池に映った桜はさぞかし美しいと想像するしかなかった。花見客はもちろん少ない。実は松の映りも美しいらしいが見る角度が悪かったのかもしれない。池をゆっくり1周するとバスの集合時間に近くなった。
大日向観音堂の枝垂れ桜
こちらも須坂市。夫婦桜として有名だったのだが、平成29年1月に妻桜の方が大雪の重みで根元からバッサリと折れてしまい、現在は残された夫のみの1本桜となっている。まだ開花したばかりでうっすらとピンクがかっていた。しかし枝垂れ桜の大木で満開になればさぞかし見事な咲きっぷりなのだろう。もし夫婦共に無事であったならとさらに想像が膨らむ。これは再々残念であった。
高田公園(日本三大夜桜鑑賞)
新潟県上越市は豪雪地帯だが、高田は山沿いではなく平地のためか満開の桜に出会うことができた。40年以上前の4月に会社の研修で訪れた時には何mもの雪が残っていて、北国を知らないFujiはびっくりさせられた。夜の宴会では必ず地元出身の方が「高田の春」という歌を歌うのが恒例だった。それだけに待ち望んだ本格的な春の訪れで花見客があふれんばかり、たくさんの屋台も出店し大変賑やかであった。今日が満開というのに、高田の春まつり「観桜会」はあと2日で終わるという。今年は開花が遅かったようだ。 さすが北国、お堀の中にいく株かのミズバショウが咲いていた。ミズバショウの周りには桜が花ごと浮かんでいる。こんな光景はめったに見られないだろう。これだけでもここに来た甲斐があった。5時を過ぎての花見だったが空が明るくて6時を過ぎても一向に明るい。まだまだ名残が惜しいが、本格的な夜桜鑑賞はできずにバスの集合時間となった。、
宿泊先(斑尾温泉 ホテルタングラム)
スキー宿として有名な斑尾高原のホテルタングラムが宿泊先だった。ホテルまでのバスの車窓からは北越三山の飯綱山、黒姫山、そして妙高山が並んで眺望でき、いずれも雪をかぶって美しい山並みのラインをつくっていた。ホテルの山側はスキー場に隣接し雪が深そうに見え、まだスキーができそうだがすでに閉鎖しているそうだ。大きなホテルで中が迷路のよう。温泉や食事に行くのが大変だった。夕食のバイキングはズワイガニの食べ放題で、隣の席の女性はカニしか食べていないのではないかと思うほど山盛りの残骸を作っていた。朝早く目が覚めたので、窓の外の雪景色にボヤっと見とれていた。外へ出て深い雪をバックに記念撮影をしているファミリーもいた。
松本城公園
松本城公園の桜は7分咲きといったところか。ここは桜だけではなく、まず松本城、お堀、それに北アルプスの山並と実に絵になる風景が素晴らしい。今日は抜けるような青空で雪を抱いた北アルプスの山並みがくっきりと見えた。安曇野の盟主、常念岳の鞍部から槍ヶ岳の穂先が見える。天気が良いと、ここまで見えるのだ。何度か訪れた松本城だが今回初めて見えて感激。よほどの雨男だったのかもしれない。松本城の天守閣に登るのは見学時間が足りず、今回は無理だった。また夏にも行く予定なので、その時には登って天守閣から槍の穂先が見えるか確認しよう。
余談だが、松本城公園を世界遺産にしようと町を挙げて頑張っているらしい。北アルプスの風景と一体化した公園ならあり得ると思える。外国人観光客がとにかく多いので、海外にも松本城の名が知れ渡っているのだろう。
駒ヶ根で昼食
南信州の駒ケ根まで長時間車窓の風景を楽しめた。駒ヶ根は木曽駒ヶ岳に登った時にソースカツを食べた場所だ。ここでは団体用の簡単なすき焼き定食の昼食だった。一応信州和牛ということだ。年寄りにはちょうど良い量でも若い人には物足りないだろう。お土産を物色しながら、何人かの店員さんにここから木曽駒は見えるかと聞いたら、皆わからないと答える。こちらからは前山に隠れて見えないようだが、こんなことを聞く人間もいないのかも。
光前寺しだれ桜鑑賞
昼食場所から10分足らずで光前寺に到着。いかにも山の古刹という感じだ。枝垂れ桜とヒカリゴケで有名なお寺らしいが、残念ながら開花もしてなかった。咲けばきっと見事な枝垂れ桜なのだろう。ヒカリゴケも見えず。本堂をお参りして戻る。
高遠城跡公園のコヒガンザクラ
お花見ファンならだれもが一度は行きたいという高遠城跡公園。次から次へとバスと乗用車がやってくる。ツアーガイドさんが駐車場にうまくは入れるか不安がっていたが、幸いにも思ったよりも短時間で駐車できる。正門から入ると一帯の桜はまだ4、5分咲きだった。屋台でアイスと五平餅を1個づつ買い、半分ずつ食べる。南側の桜は満開に近いというので斜面を下りて行ってみると実際に満開。天気が良いのでずいぶん開いたそうだ。桜よりも人が多いという表現が成り立つが、コヒガンザクラはソメイヨシノに比べて赤色が強いので派手な桜だ。
帰路は中央高速で車窓を楽しんだ。南アルプスの山並みがきれいに見える付近で笛木市一宮の桃源郷がよく見えた。乗用車では車高が低く、きょろきょろもできないので今までじっくり見たことがなかった。あたり一面が帯状にピンク色に輝いて見える。南アルプスの山並みと一体化した美しい風景だ。来年でもぜひ訪れてみたいものだ。バスツアーは岐阜高山方面以来の参加だったが、今回のように広範囲に廻ることができるのはバスツアーならではだろう。ツアーガイドのOOさんも話術が巧みで桜巡りを盛り立ててくださった。無事送り届けてくださった運転手さんとともに感謝です。
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