日和田山(16)~物見山
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最終更新日:2018/09/05
トレッキング
天候は曇り空。日和田山の登山口の駐車場に車を置いて出発。駐車場の脇道を大勢のハイカーが次から次へと登ってくる。子どもも多い。今日は平日のつもりが埼玉県民の日だった。休日なのでハイキングの催しも多いはずだ。ところがほとんどのハイカーが日和田山の麓を遠巻きにして歩いて行った。この大集団は宿谷の滝か鎌北湖方面に向かうのだろうか。
一の鳥居から男坂方面に向かい先日と同じく見晴らしの丘から男坂の途中に合流し、二の鳥居に出た。もうお弁当を広げているグループもあり、二の鳥居はハイカーでいっぱい。ここが一番眺めがいいので無理はない。日和田山は巻道を使って高指山へ向かう。高指山から駒高へ下りるアスファルト林道の途中でなんとカモシカに出っくわす。2mくらいの至近距離だったので目と目が合う。独特の角がはっきりと見える。慌てて写真を撮ろうとすると踵を返し高指山方面に登って逃げてしまった。あまり写りの良い写真ではないが、下に掲載する。
日本アルプスなどの高山ではカモシカに出会うことは多いが、日和田山のような低山では初めてである。熊の出没が民家付近に及んでいるニュースがよく流れる昨今、カモシカも低山に現れるようになったのか。しかし、熊やイノシシには出会いたくない。日和田山のような低山では熊ベルを鳴らすハイカーは少ない。里山を追われた動物たちが最近Uターンして里山に戻って来ているようなので熊ベルはこの辺りでも必須になるのか。
物見山の頂上は思ったほど混んでなくて、ゆっくりと昼食を摂る。あとから来たグループの先頭の方に、「よく会いますね。」と声をかけられる。お互いに飯能や高麗辺りの山を根城にしているようだ。山で長い会話を交わすことはほとんどない。fujinの方がよく会話をするが、その場限りに終わっている。それぞれの思いを抱いて登る山では個人に深入りしないことが鉄則かな。今NHKで「山女日記」(工藤夕貴主演)が放送されている。楽しみにしていた番組で2回見たが、あまりにも個人に深入りしているので、リアル感はない。もちろん深入りしないと面白い番組にならないのだから仕方がない。それでも山でよく起きる出来事が網羅されているのと、山の景色、山道具などファッションも気になって二人で視聴している。出演者が身に着けている登山用品のメーカーも各社散らばっているのがNHKの今回の工夫とみる。「グレートトラバース」などはノースフェイス一辺倒で、内容は素晴らしいにも拘らず、田中陽樹さんのファッションだけが鼻についた。
物見山からはほぼ往路の道をたどる。残念なことに、カモシカをもう見ることができなかった。
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